« ☆『オズの魔法使(1939)』☆ | トップページ | ☆てくてく土曜日☆ »

2007年2月23日 (金)

☆『シカゴ(2002)』☆

流石に残業がこうも毎日続くと・・ハラも立って来る訳で(=^_^=)、そこに「ど〜せどんだけ頑張ったって、明日も残業決まってるんやし」と言う諦念と達観の入り混じったようなザラついた気持ちがアタマの中で膨らんで来たため、(それでも)1.5時間ほどで仕事を切り上げ、帰宅。
頬杖ついてぼんやりしたいがそうも言ってられず、溜まったままの新聞記事の整理をしつつ、衛星第2で放送された映画『シカゴ』を“ながら鑑賞”した。(ほぼ同時刻に民放でやってた映画『アイデンティティー(2003)』はそのため観ず・・)
公開当時、ちゃんと劇場で鑑賞した本作。その時は「なんか殆ど妄想世界の物語やんか〜」って感じで「『ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)』グッド・エンド版」などとも評したり・・(=^_^=)

1920年代のシカゴの街を舞台に、殺人罪によリ収監された2人の女囚が、らつ腕弁護士とタッグを組みつつ「大スターになる」と言う夢を叶えるため、したたかに踊り生きるミュージカル。
元々は“伝説の振付師”ボブ・フォッシーが演出・台本・振付を手がけた同名の舞台劇があったよう。そこにロブ・マーシャル監督が目をつけ映像化☆ ←この人、ロブ・ライナーとゲイリー・マーシャルの合同ペンネームなのかと思ってたが、そうではないらしい(=^_^=)
ミュージカル作品なので、あまり画面を注視する必要もなく(←失礼)、必要な(気になる)パートだけ、新聞を処理する手を止めては映像を楽しんだ。全体的には、前半〜中盤にかけてのミュージカルシーンの方が秀逸だった気がした。ラストに、いよいよホンモノの舞台(?)でのミュージカルシーンが描かれるんだが、今回の鑑賞では「待ってました!」と言うより「ちょっと画面的に寂しいぞう」と感じた次第だ。
主演の2人をレニー・ゼルウィガー(ロキシー・ハート役)、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(ヴェルマ・ケリー役)が演じるが・・レニーは首から下は完璧なプロポーションなのに肝心の顔がキミね・・って感じでイマイチ魅了されなかった(←『ベティ・サイズモア(2000)』『ホワイト・オランダー(2002)』『コールド・マウンテン(2003)』における彼女はそれぞれに気に入ってるんだが(・ω・))。何だか全盛期の神田うの嬢に対し感じた気持ちに通ずるもんがあるかも(・ω・)
ゼタ・ジョーンズも(持ち前の?)不敵な笑みとかスプリット(開脚)技とか、もの凄いアクトレス/ダンサーとしての質の高さを感じさせる演技だったんだが・・これもイマイチ魅了されぬ(←彼女の“オヤジキラー”っぽい生き方が根本的に好かんのかも知れない)。
ってことで、女子刑務所がメインのロケーションとして登場するのに、女優陣にそんなに吸引力のあるしとがいなかったのが残念だ(←私的に、だけど)
反面、大階段のシルエットのシーンから登場する、ビリー・フリン弁護士を好演したリチャード・ギアがなかなか光ってた(良く考えたら大した役回りでもないんだが・・) 特にこの「登場シーンの演出」はやたらカッコいい! すっかり気に入りましたわ。
あと「横になった女性ダンサーが連なってころころ転がる・・その上を寝そべり姿のギア氏が余裕かました表情で流れてく」・・その場面の与えてくれる、妙な「優越感的共有感」もまた良かった(=^_^=) あのシーンだけは、生きてるウチに1回はやっときたい気がする(シラフではムリだろうけど)。男に生まれて来た証として、みたいな(=^_^=) ←大げさやな〜
ロキシーのヘタレ旦那(エイモス≒ミスター・セロハン役)を演じたジョン・C・ライリーとか、チョイ出演のルーシー・リュー嬢は「ご苦労さん!」と軽く労える程度か。ことルーシーに至っては「何とか出演にこぎ着けた」って感じで、歌も踊りも拝ませてはくれなかった(・ω・) それでエエのかよ〜?

ときに、作品の“裏テーマ”とも読み取れる「世間を賑わせる女性凶悪犯罪者が次々に登場。そんな彼女らをネタに、群がり追いかける報道陣。そしてそんなメディアにすっかり踊らされるシカゴ市民」って構図(?)は、どこか(現代ニッポンにも当てはまるような)「普遍的な流れ」に思えたりもした。

最後に、劇中で一番光ってたセリフを紹介しときたい(・ω・) ギア氏、おっしゃいますねぇ〜☆ 何だか僕までズ〜ムして来たヨ(←そのネタばっかしかい!)

ビリー・フリン弁護士「自慢する訳じゃないが・・キリストがもしこの僕に5000ドル払っていたら、磔(はりつけ)は免れたろうな」

|

« ☆『オズの魔法使(1939)』☆ | トップページ | ☆てくてく土曜日☆ »