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2007年1月 5日 (金)

☆『ディープ・ブルー(2003)』☆

年が明け、1月4日(木曜)。明朝から早くも仕事が始まる・・。
結局、自室の片付けばかりに時間をもぎ取られ、ブログ方面が放ったらかし状態となってしまった(因みにまだ片付け終わってないし)。。
劇場に足を運ぶでもなく、溜まってるのんを(DVDやビデオで)観るでもなく・・つまり、映画関係と遠ざかりっぱなしだったこの年末年始(×_×)
今夜は、久々にTVをつけ(=^_^=)、衛星第2で放送されてた海洋ドキュメンタリー作品『ディープ・ブルー』を観つつ、溜まり始めた新聞記事のチョキチョキ作業を進めた。

本来なら、本年初めての映画鑑賞ってことで、もそっと気合いを入れ、襟を正し観るべきだったんだろうが・・以前からもお伝えしてるように、自室の14インチTVは経年劣化で「グリーン系モノクロ映像」に変わり果てているのだ(⌒〜⌒ι) 何だか観る前から萎えるのです。
白黒時代のチャップリン作品を観ようが、ハリウッド系の凄まじい特撮パニック作品を観ようが・・色彩感が同次元でしか展開し得ない不思議さ・・と苛立たしさ。はぅぅ。

イギリス・ドイツ合作である本作(←レニー・ハーリン監督による、サミュ・L・ジャクソンが力演中、背後から凶暴ザメにガブられるパニック作(1999)とは全くの別モノである)。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による壮大なシンフォニックをBGMに、「生命の源、宝庫」である深く蒼い海洋の物語が展開される。
ある時は海面で、またある時は水面下・・そして深海で・・。当方は“モノクロモード”でしか楽しめず、その素晴らしさも半減(それ以下かも・・)してしまった印象だが、空撮やら(超望遠レンズ使用によるであろう)接写映像の嵐やら。ごっつい時間(撮影に約4年半、製作に約7年かかったとか!)とごっつい機材をバーンと使い、ごっついスタッフがごっつい作品を放ってる訳だ。無論、音楽も前述の通りかなりごっつい。

が、観始めて「どうも疲れる作品やな・・」と感じた。作品の「裏テーマ」が“弱肉強食”なのである。心地よい海洋生物の生態を満喫しようと思ってたら、次から次へと逃げ惑うわ、食われるわ。。公開当時、タレント・北野誠氏が某ラジオ番組のトークで評しておられた通りの印象(・ω・)
自然のリアルさ、生々しい一面を伝える、その意義は確かに大切なんだが・・も少し「観てて抱擁感、爽快感に浸れる」・・そんな物語の演出をお願いしたかった。「食うもの、食われるもの」のシーンが衝撃的に描かれ、次々にそういう場面が切り替わる(≒仕切り直しされる)んだが、観てるこっちはそうそうすぐに気持ちを切り替えられるモノでもないやんか、みたいな。

マイケル・ガンボンによるナレーションでは、終盤でシロナガスクジラ(←確か)の生息数が激減していることを観客に伝え、
「我々は未だに、海から略奪を続けている」なる言葉で物語は幕となるんだが、これも「聞かされて・・どうよ?」ってツッコミが静かに口をついて出て来るのだった。
ナレーションを極力排したそうであるが、いっそそれなら、字幕表示にした方が気分が重くならず良かったかも知れないぞ、と。

取り敢えず「ムチ>アメ」な印象を少なからず受けてしまった作品なのであった。

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