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2006年12月11日 (月)

☆『硫黄島からの手紙』ふたたび・・☆

10日(日曜)。昨日(土曜)は起きたのも遅かったし、雨降ってたし・・ってことで自室にこもり切り、終日(ひねもす)新聞切ったり、赤マーカー引いたりして過ごしたのだった。流石に2日続けてその流れだとメリハリなくてあかんだろ、との事で出かけることに。
守口市内に9月末オープンした「イオン大日」内のワーナー・マイカル・シネマズにて映画を観て来た訳だが、作品はまたもやと言うか『硫黄島からの手紙』である(・ω・)
いや、先日観た時って流石に“試写会”なもんで、会場が古くて映画上映に特化しておらず、映像面&音響面ともにどうにも納得出来なかったのである。

詳しいストーリーや、初めて観た際に感じた“新鮮な感想”みたいなトコは、先日のブログ記事をご覧頂くこととしたいが、今回観直して気づいたトコなどをちょこっと書き添えてみたい。
今日の鑑賞では、特に主だったキャラクターそれぞれの思惑や行動を追う事を第一としたワタシ。ようやく清水役を演じた加瀬亮くんの容貌&言動をハッキリ確認出来たのは良かった・・(・ω・)

□対立する関係の1つに「西中佐(伊原剛志)と伊藤大尉(中村獅童)」があるが、この2人の確執が『プラトーン(1986)』におけるバーンズ(トム・ベレンジャー)とエリアス(ウィレム・デフォー)を連想させた。
□同じく西中佐。明らかに周囲の兵卒と異なる“爽やかさ”を1人戦場に放っていたのだ。その辺りは『ウインドトーカーズ(2001)』におけるオックス・ヘンダーソン(クリスチャン・スレーター)の役回りを連想したものだ。
□兵卒・西郷を演じる二宮和也。何がスゴいかって、彼が「敵兵を殺めた数」なのである! ときにライフルで、ときにシャベルで果敢に米兵を攻撃するのだが・・。
□将校の1人が激戦区からの無電で栗林中将(渡辺謙)に嘆願する。「何卒(なにとぞ)、武士の本懐を・・!」 やはりこの時代の男子は武士道を精神に刻んで生きていたんだなぁ、と。
□ジョニーウォーカーをくいっと飲み干す栗林中将。1杯目を飲み干す顔つきの軽妙さが好きだ(=^_^=) 直後、2杯目をあおるが、この時の表情は真剣そのもの。緩急がついていて、かなり良い。
□兵卒らの愚痴の数々がリアルで面白い(面白がってたらあかんけど)。「いい加減にしてくれよ」「やってらんねぇぜ」・・いずれも上官の耳にまともに入ったら只じゃすまんと思うんだが。。
□重要な役回り(?)のあの犬の名は「ゴロウ」と判明。それまでしばらく静かにしてたのに、日章旗を掲揚しようとした途端吠えまくるのは何故に。。子供らがけしかけたんか?
□栗林中将と共に海岸まで落ち延びる副官(市丸少将か)。激戦を経ながら特に手傷を負ってなかったのはスゴい。
□※※※※を手に、海岸の栗林中将のもとへ駆けつける1兵士。何だか唐突な感も・・(・ω・)
□激戦前の硫黄島に存在した日本人町。「福ちゃん」なる看板の掲げられてた店は何の店だったんやろ?
□爆発シーン、「深紅の爆炎」の起こるのが恐ろしくてたまらない。砲弾の直撃で人が砕けた瞬間なのだ、あれはきっと・・。

□“もし”投降の際、千人針を巻き忘れてなければ・・。“もし”先人がおらず、1人だけの捕虜だったならば・・。“もし”見張りの米兵が人間愛を持ち併せていたならば・・。色々な“もし”が戦場に浮かぶ。そして一方では、自死(爆死)の初志が萎えてしまうほどに、※※の到来に見放された男もいたのである。
□兵卒・西郷が最も泣いた瞬間とは? それは決して「硫黄島が陥落した時」ではなかったのである。
□考えたら“老兵卒”の殆ど目立たなかった本作であった。
□スピルバーグが演出面でもっとのさばって(?)いたら・・「手にした手榴弾が不発のため、死ねなかった兵士」みたいな“過剰ぎみ演出”が恐らく取り入れられてたことだろう(・ω・) ←『シンドラーのリスト(1993)』における「銃の不発シーン」ぽい感じで。
□リアルさを追求するなら、きっと終盤“飢えによる狂気”・・つまり食人行為が描写されたように思う。でも、それは描かれなくて良かったのだろう。
□犬の「ゴロウ」くん。やっぱり、(日章旗掲揚前に)家の裏で吠えたとしても、(小さい吠え声なりに)上官どのの耳には入った筈と思うんだが。 ←しつこいねぇ・・(=^_^=)

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