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2006年10月27日 (金)

☆ゲージツの秋(その1:神戸篇)☆

27日(金曜)。昨夜の飲み会によるノックダウン(←或いは自業自得)から立ち直り、本日は有休を頂いてもいたので、午前中から元気にお出掛けした。
今回は「そうだ、久々に芸術鑑賞をしよう!」ってことで、神戸市立博物館(神戸市中央区)で開催中の「オルセー美術館展」を楽しんで来た☆

会 期:2006年9月29日(金)〜2007年1月8日(月・祝)
入館料:当日一般1500円

飲み会以外の目的で三宮を訪れるのは久々な感じ、か。。クルマで来ても通過するだけの街だし。。駅前に「MiNT(ミント)神戸」「神戸マルイ」といった新興の商業ビルが建っているが、今回は美術メインなのもあり、せいぜい駅構内に戻る際に後者のビル内を通路代わりに横切った程度か(こらこら)。
私的に、美術展と言えば3点のささやかな願いがあり、

(1)最低でも1点は、心に響く(残る)展示作に出会いたい
(2)混雑が大嫌いで、静かに鑑賞したい
(3)鑑賞後は売店で、迷い楽しみつつ買物がしたい

のそれぞれであるが、今回は平日の訪問だったのもあり、(1)〜(3)を全て満たす心地よい時間を満喫できた気がする。会期も思ったより長いし、都合が付くなら再訪してもいいかも☆ と思っている次第。
因みに、本展を代表する“顔(シンボル)”とも言うべき作品は、

・エドゥアール・マネ筆「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ(1872)」
・フィンセント・ファン・ゴッホ筆「アルルのゴッホの寝室(1889)」

の2点のようだが(広告にも大きく起用されてる)、ワタシは会場に入ってすぐの場にあった

・ピエール・オーギュスト・ルノワール筆「ジュリー・マネ(1887)」

と言う肖像画に早くもノックアウトさせられてしまった(⌒〜⌒ι) これは猫を抱いた少女の肖像画なのだが、モデルの容貌が何処となく“長澤まさみ”さんチックなのである☆ 全てを観終えた後、出口の特設ショップでこの絵の「ポスカ」「ブックカバー」「特殊ポスカ(立体処理されている)」の3点までもを購入してしまったのは言うまでもなかろう(=^_^=)

上空から風景を俯瞰(ふかん)したような

・フェリックス・ヴァロットン筆「ボール(1899)」

もシンプルな筆致ながら心に残る。少女の走ってゆく先に転がるボールの「鮮烈な赤」、描かれた3人の表情がいずれも判別出来ない適度なミステリアスさ。
観る人によっては、ジョルジオ・デ・キリコ筆「街の憂愁と神秘」など(←注:この絵は今回の展示とは関係ありません)を連想したりもするだろうか? 私的には映画『レオン(1994)』のエンディングの情景を思い浮かべたものだ。画面の大半を占める「群生する緑」が共通の要素となり思い返されたのかも知れない。

また、意外な(?)トコロでは「絵画」をメインに配した本展ながら、「素描」「工芸品」「写真」などの異色(?)コーナーを設けてるのが、良い意味で“アクセント”となっていた。

・エルス・タールマン撮影「エッフェル塔に向かう4人の男(1920)」

は、霞みつつそびえ立つ巨塔を背景に、4人の紳士の後ろ姿が影となり手前に配されている。そのままポスターに使えそうな印象の1枚。実際にロックバンドか誰かが(本作をモチーフに)アルバムジャケットに使っているのかも知れない(・ω・)

そうそ、衝撃的と言えば、ベッドを構成する4枚の木枠にそのまま人間の営み(?)を彫り込んだ4部作「〈存在〉〈誕生〉〈愛〉〈死〉」がすごい! 中でも、出産の瞬間を捉えた

・ジョルジュ・ラコンブ「ベッドの木枠:〈誕生〉(1894-1896)」

ってば、全裸で今まさに赤子を産み落とした女性・・その局部が一部見えてまっせ! みたいな感じで、男性ならば誰しも鑑賞時にどよめかずにはおられまい(⌒〜⌒ι)

他には、後に“巨匠”と称される画家らがアトリエに集った豪華作(?)

・アンリ・ファンタン・ラトゥール筆「バティニョールのアトリエ(1870)」
・フリデリック・バジール筆「バジールのアトリエ、ラ・コンダミヌ通り(1870)」

も珍しい構図で興味深い(←親切な説明パネルのお陰で理解を促された☆)。作者自身が画中にのさばる(=^_^=)後者など、情景を描いてるのか(自身の)内面を描き出したものなのか、色々と想像する楽しみ(余地)もある。

なお、あんまり詳しくない風景画の中にも、少し意識を集中し眺めると「画中に吹く風や空気感を感じる」・・そんな気のする作品が幾つかあった。
無論ポスカ程度のサイズではそのリアルさは伝わって来ない訳で、やはり「観るべき作品は実物で観なければならぬ」と感じた次第である。
・・それと、ワタシってば、あんまり点描画には興味の湧かない体質のようであることにも気づいた(・ω・)

追記:その他のお気に入り

・ヴィテスラフ・カルル・マチェック筆「予言者リブザ(1893)」 ←点描画だけど。。
・ジャン・デジレ・ランジェル・ディルザック作「妄想(1899)」 ←陶製の面、表情が良い
・フランソワ・ガラ筆の断面図群

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