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2006年10月28日 (土)

☆『DEATH NOTE【前編】/ディレクターズ・カット特別篇(2006)』☆

27日(金曜)。「金曜ロードショー20周年特別企画」としTV放送されたものを観た。
「そこに名前を書かれた人間は死に至る」と言う禁断のアイテム“DEATH NOTE(デスノート)”を軸(小道具)に、知的犯罪者と謎の探偵が「究極の知能戦」を展開する・・みたいな“マンガのような”ストーリー・・と言うか原作はコミックなんだけど(・ω・)
以前から原作版に関し「裏の裏、先の先までを読んだ凄まじい知力戦が繰り広げられる!」的なモノ凄さを聞いてたような気がするんで、そのエッセンスを凝縮した映画版ってばやっぱしスゴいんやろなー・・とちょっぴり期待していたのが、
「意外とこぢんまりした世界やったなぁ」と言う感想が正直なトコだろうか。

主人公・夜神月(やがみらいと)(藤原竜也演じる)が「いきなり妙なノートを拾った」り、「そのノートの注意書きは英語で書かれてた」り、「ノートへの記載は日本語で全然OKだった」り、「登場人物のネーミングがどうも社会通念的に珍妙だった」り、「比較的、拳銃を所持した人間が都内にごろごろしてた」り、「警察組織全体が探偵L(える)(松山ケンイチ演じる)に依存するばかりで、その他の社会的識者が全く登場しなかった」り、「中盤に発生するバスジャック事件の運転手を演じてるのが田中要次だった」り、「安楽椅子型探偵か!? と思わせるLが終盤、いきなし(無意味に)戸外を動き回り始めた」り、「マスコミがとにかく後手だった」り、とちょっと脚色&演出の面で「すこぶる甘い」気がする。・・と言うか、ファンタジーから現実に壁を越える時点でムリがあるんだろうか?(劇場用アニメーションならまだ鑑賞に堪えた気がする)

パーツとして連想したのは下記の作品群だろうか。むろん私見に過ぎないが・・

・コミック『夢戦士ウィングマン』 ・・ 小道具の「ドリームノート」
・映画『リング(1998)』 ・・ 相次ぐ「心臓マヒ」死
・コミック『鉄人28号』 ・・ 少年探偵1人(ごとき)に全く頭の上がらない警察機構
・映画『バットマン(1989)』 ・・ ちょっと異常な2人(バットマン&ジョーカー)による、外野を無視したはた迷惑対決
・映画『AKIRA(1988)』 ・・ 不可解な存在を「宗教的に崇拝」する人々
・ドラマ『刑事コロンボ』シリーズ ・・ 犯人側の視点で描く手法

世界規模で犯罪者が次々に怪死する序盤。「おおお、もの凄い風呂敷の広げ方や!」と驚いてたら、特に全米規模にハナシが拡大する・・こともなく、殆ど(東京)都内オンリーで物語が進行したり(⌒〜⌒ι)
探偵Lの助力により、警察はいよいよ怪死事件を引き起こしている張本人と思しき“救世主キラ”の正体に迫る訳だが・・
「いやまて、たとい追い詰めても“凶器”と“アリバイ”の壁はどう崩すんだ?」と素朴に思ってしまう。

興味が湧き、ネットでちょこっと調べてみた感じでも

・因果関係が証明できなければ裁けない
・超自然的な要素が科学的・心理的・物理的に解明されていない以上、現在の法では裁けない
・犯罪が成立したことを証明出来ない限り「疑わしきは罰せず」で推定無罪となる。ただし犯罪行為を再現してみせれば犯罪の確定する可能性はある

って感じで、裁く(=立証する)には微妙に力不足な感じがするし。
・・って言うか「ノート」の存在以前に、「ノートの所有者にのみ姿が見える」とされる“死神リューク(声:中村獅童)”がリンゴを食った時、それが「現実の空間から消えてしまう!」ちぅ現象をどう説明、証明したら良いのか、その辺も意外に大事やと思います(=^_^=)

そういや、ナニを勿体付けてるのか(・ω・)放送中、常に「金曜ロードショー」なるロゴが画面右上に表示されてたっけ。「もそっと潔く行こうぜよ」と小さく突っ込んでしまったりした(=^_^=)
んでも、こんなしょぼい描かれ方をされてしまっては、ICPOもFBIも納得しないんじゃないだろうか・・

他に気になったこと
・救世主の名「キラ」って・・もしや「Killer」から来てるんだったり?
・AppleのノートPC「PowerBookG4」が登場☆ 既に「心臓部」も「処理速度」も旧世代のものですが(⌒〜⌒ι)
・FBI捜査官のレイ・イワマツ氏。どうにもマコ岩松(故人)の名が脳裏を飛び回るんですけどっ。
・地下鉄内(←福岡市営地下鉄でのロケらしい)で葬られる犯罪者のとある男。「眠るように死ぬ」・・ってのが何だか安らかでええやんか。ピンピンコロリ(PPK)を実践☆ って感じやね。
(映画『コラテラル(2004)』のト※・クル※ズも羨ましがるかも(・ω・))
・夜神月と恋人・秋野詩織(香椎由宇)の2人って・・ラブシーンが殆どなかったんですけど。
・エクスーゾ・ケナックってどんな画家なんだぁ?
・劇中に登場する「欧名(おうめい)美術館」って「青梅(+国際?)美術館」のパロディなのか?
・7日間に渡る、隠しカメラによる監視映像。「死神リュークの映像解析」はどうしてもムリなんやろか。

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