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2006年10月20日 (金)

☆『交渉人・真下正義(2005)』☆

14日(土曜)の夜、TV放送を観たのが、地上波初登場の『交渉人・真下正義』である。刑事ドラマ『踊る大捜査線』からのスピンアウト(派生企画)作品でもある。
今週以降、連続で「踊るレジェンド」が4回(も)続くらしい(踊り疲れもするわなぁ・・)。で、今夜がその第1弾。本編では脇役に過ぎなかった(?)ユースケ・サンタマリア演じる、警視庁・交渉課準備室を率いる警視(←げ! 若いのに)・真下正義を主人公に、TTR(東京トランスポーテーションレールウェイ)の試作型自走車両「クモE4-600」の操作系統をジャックした謎の爆弾犯との駆け引きが描かれる展開。
物語の設定が映画『踊る大捜査線/THE MOVIE 2(2003)』で描かれた「レインボーブリッジ封鎖事件」から1年後(2004)のクリスマスの一夜となってて、まず何となく記憶を辿る作業から必要になった・・が、巧く思い出せず(・ω・) まぁ今回の事件には関連性がないし、ええか。
冒頭から日時、場所などを次々と表示する字幕が何とも煩わしい感(私見)。どうもこのシリーズって「状況データ&業界ネタの洪水」で観客をけむに巻こうと言う狙いがミエミエな印象を覚えたり(私見)。
爆弾犯はまず「葛西第二公園でゴミ箱を爆発」させ、次に「車両基地での爆発」を狙う。そして更に、第3の爆弾の在処が問題となって来る。彼は「おいでよ真下警視、一緒に地下鉄、走らせようよ」などと言って「TTR総合指令所」と「交渉課」を挑発するんだが、次第にその行動力、知性が常人を超え始めるトコが何だか「風呂敷を広げ過ぎてるなぁ・・」って感じで苦笑出来た。
ストーリー自体が“2時間超え”でまとめるにはちょいと冗長過ぎるようで、必然、私的な興味は「犯人像」ぐらいしかなかったのだが(真下や同僚刑事・木島丈一郎(寺島進演じる)にもさほど好感は持てなかった)、最後は行き着くトコに行き着いたな〜って風で、何となく『模倣犯(2002)』を連想してしまった。。
ラストは何とも“アレ”な幕切れとなってしまったが(ま、データ分析&声紋照合で追い詰めた容疑者が実は“アレ”と判明した時点で「どないすんねんな!」と言う(ツッコミの)心の準備は整いつつあったが(・ω・))、その瞬間(←B級作品的幕切れ)までの断片的な犯人像の描写はなかなか良かった。『激突!(1972)』のように“そいつ”の乗る黒いバン(「カエル急便」なる架空の宅配業者の設定)が“クルマ自体があたかも生命体のように”ゆっくり走り去ったり、『ボーン・コレクター(1999)』のように、車内にぶら下がってるマスコットが映し出されたり。
うーん・・それにしても、やっぱり全編トーキョーが舞台だと詳細な(?)地名と言うか所在(位置関係)が何ともリアル感(親近感)に乏しくて困る。もう少し大ざっぱなロケーションの方が関西人には(と言うかワタシには、か・・)有り難かった気がする。
「東陽町駅」「九段下駅」「永田町駅」「建設中の地下鉄13号線(池袋〜渋谷間)」とか言われても、雰囲気が分かんないっす。
こちとら地上(JR)と地下(メトロ)の繋がり具合すら(未だに)分かってませんもんで(×_×) デュアルダンジョン(?)状態・・

他に書いときたいのはこんなことかな。
○『ジャガーノート(1974)』『オデッサ・ファイル(1974)』『愛と哀しみのボレロ(1981)』・・とツウ好みな映画がネタに使われる! むーん・・手も足も出ぬわ(⌒〜⌒ι)
○木島刑事の走り回る“足”がレガシィ・ワゴン(BG型)。尚かつ「ターボなしグレード」なのがイイ感じ☆ 旧車だし、ラストは横転&炎上処分なのかな(石※プロ路線)・・と妙に不安になってしまった(・ω・)
○暴走地下鉄に頭を悩ませる指令室。素人ながらワタシなりには「特定の車両に追尾させる→乗客を避難させた後、最後尾車両を切り離す→激突させて止める(動きを封じる)」って方法はどうだろ? と考えたが・・
○「女声ボーカル」をフィーチャーしたBGMが『ローレライ(2004)』ぽかった。私的には好きな路線だけどね。
○「そしたら、青島さんまで付いて来ちゃって・・」とセリフ内のみの出演である本編の主人公=青島刑事(・ω・)
○トーキョーを飛び回る“邪悪の象徴”カラス。角川映画路線か? はたまたジョン・ウー監督作へのオマージュか?
○新宿・東京シンフォニーホール。特定の楽器の波形がカギとなる・・何だか『催眠(1999)』の宇津井健ネタみたい(⌒〜⌒ι)
○ひと言もセリフなかったけど・・指揮者役の西村雅彦がいい感じだった。

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