☆『ローマの休日(1953)』☆
18日(水曜)の夜、出張先=愛媛県宇和島市内の某ホテルにて、衛星第2で放送された『ローマの休日』を、この歳にして(=^_^=)初めて“通し”で鑑賞した。
この夜は、行きつけの(と言っても、今夜で3度目に過ぎないが)居酒屋で2時間ほど飲み、地元の酒「野武士」の熱燗で身体を温めた後、ホテルへ戻った訳だが・・いつになく「淋しい気持ち」が高まってしまった、、何故?
※
ウィリアム・ワイラー監督がグレゴリー・ペック&オードリー・ヘプバーンを主演に描いたロマンティックなラヴストーリー。
永遠の都=ローマを舞台に、欧州各国を訪問しているイギリス(と思しき某国)のアン王女(ヘプバーン)が“お忍び”でローマの下町に飛び出し、24時間と言う限られた時間の中、アメリカ通信社のローマ特派員=ジョー・ブラッドリー(ペック)と“1人の普通の女の子”とし恋や冒険を繰り広げる・・
※
大体の筋は知ってたので「まぁ観とくか」的な軽い気持ちで観始めたんだが・・後半からはウルウルしっぱなしとなった(⌒〜⌒ι)
本作って「淋しい気持ち」で「酔っ払って」観たら、大変なことになるのが良ぉく分かった(×_×)
序盤〜中盤こそ、アン王女の世間ズレした(=^_^=)言動やら、スクープ狙いのジョーと(その友人である)カメラマン=アーヴィング・ラドヴィッチの思惑やらがコメディタッチっぽくも描かれるんだが、、後半にかけては『恋人までの距離(1995)』『愛のめぐりあい(1995)←の4ツ目のエピソード』っぽい“タイムリミットな恋”の演出がワタシの心にチクチク刺さり、終盤では『マディソン郡の橋(1995)』に勝るとも劣らぬ“恋人たちの別離”の脚色がワタシの涙腺を刺激しまくるのだった(⌒〜⌒ι)
ラストでは(誰に聞くでもなく知ってた)「何と言ってもローマです。この街の思い出は生涯、私の記憶に残ることでしょう」ってなアン王女の有名な言葉が放たれるんだが・・その後に、もう1ツ“重要な展開”が用意されてたのは知らなかった!
回りくどい(?)この展開がまた、ワタシをウルウルさせてくれるんだよなぁ。
「名作は、たとい半世紀が経とうとも名作である!」ってことを改めて教えてくれた本作。「ちゃんと鑑賞」する機に恵まれたことを感謝したい。
そして、素直に泣けた自分を照れくさく思いつつも・・“何かを失わずに、ちゃんと生きている”今日(こんにち)を喜ばしくも思うワタシであった。
〜 こんなセリフもありました 〜
アン「子供たちに貿易演説をせよと?」
「今の私・・死んでるわ」
「ドキドキすることもしてみたいわ!」
「泊まった場所がバレたら、もっと大変ね」
「“予定”と言う言葉は嫌いです」
「料理、裁縫、掃除・・何だって出来るわ。“腕を振るう機会”がなかっただけよ」
「私が向かう先は決して見ないで」
「私に義務を説く必要はありません」
ジョー「酒が弱いなら、飲むべきじゃないな」
「儲けるには元手が要るだろ?」
「いいね、君には俺の服が似合う」
「ままならないのが人生さ、違うかい?」
「マスコミ(関係者)が“噂”を信じるとはね」
「悪いが・・俺には記事が書けないんだ」
アン「このネグリジェ、嫌い。“何も着ずに寝る人”もいるそうよ」
侍女「私は存じません」
アン「服を脱がせて下さい」
ジョー「あとは自分で出来るだろ?」
アン「キーツの詩です」
ジョー「それはシェリーだよ」
アン「私は昨夜、1人でここに?」
ジョー「俺を除けばね」
アン「長椅子で寝たのでは、寝心地が悪かったでしょう?」
ジョー「大丈夫さ、慣れてる」
ジョー「君のお父上はどんな仕事を?」
アン「“広報”みたいなものかしら?」
アン「何故、私に付き合おうと?」
ジョー「そうしたかったからさ」
アン「お別れの言葉が見つからないの」
ジョー「いいさ、何も言わなくていい」
ジョー「間接的効果は直接的効果ほど・・直接的じゃない」
ヘネシー支局長「実に深い洞察だな」
ジョー「クビでは?」
支局長「いや、まだだ。クビにする時は、訊かれずとも宣告してやるさ」
同僚「どう取材すると?」
ジョー「体温計に化けて、王女の部屋に忍び込むさ」
理髪師マリオ「そんなに切るの? 本気?」
アン「本気よ」
マリオ「バッサリ?」
アン「バッサリと切って頂戴」
↑ 床屋での、この辺りの演出は『星の王子NYへ行く(1988)』に通じてる気がしたり(=^_^=)
追記1:カーネーションの束を売り付けようとする花屋に「お金がない」と応えるアン王女。「プレゼントだ」と束から1輪抜いて手渡す、あの花屋の行動は良かった。
追記2:ジェラートのコーン部分を潔く棄てるアン王女。。日本では、それも食べ切ります(・ω・)
追記3:「終わりの見えている1日の愛」だからこそ・・はかなく、素晴らしく、2人の記憶の中にいつまでも美しいままとどまるのかも知れない。
追記4:アン王女の後ろ姿を見送りつつ、泣きそうになってるペックが良かった!
追記5:アーヴィングのとった(終盤の)行動も潔い。ジョーは素晴らしい友人に恵まれてたと思う。


最近のコメント