☆『ホッタラケの島/遥と魔法の鏡』☆
25日(火曜)。都合さえつけば是非観たかったのが、プロダクションI.Gの製作(『攻殻機動隊(1995)』『キル・ビルvol.1(2003)←のアニメシーン』『イノセンス(2004)』『スカイ・クロラ(2008)』などで有名)による新作CGアニメーション『ホッタラケの島/遥と魔法の鏡』である。
デジタルアニメとしての“新境地”が楽しめそうな点と・・何と言っても主人公の声をアテたんが“綾瀬はるか”ちゃんってことで、、コレはもう!(←マジキモいってば、おっさんはよ(=^_^=))
そもそもは、仕事が終わり次第さっさと“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に向かおうと予定してたンだが、何やら片付けにダラダラとかかってしまい、、(上映開始)18:05の回に間に合わなくなってしまったのだった(×_×)
ここで「日を改める」って選択肢もあったが・・明晩も、明後晩(?)も、ちょっとまとまった鑑賞時間が取れなさそうなため、取り敢えず1度帰宅⇒夕食を済ませ、色々やることをやってから自宅を再び出発⇒(上映開始)21:10の最終回にて鑑賞することとしたワタシ。
こう言う時の決断&行動力だけは、何故だか分かんないがメチャクチャに速く、容赦なく、的確なのである(⌒〜⌒ι)
※
冒頭で「フジTV開局50周年記念作品」と表示される・・
昔々、武蔵の国。“妻の形見”である古い櫛(くし)を見失ってしまった百姓の男が途方に暮れ、すがる想いでお稲荷様に毎日新鮮な卵を供えたところ、ある日の真夜中に狐がやって来、男の枕元にそっと件(くだん)の櫛を置いて去ったと言う。
村人たちは大喜びし、それからも毎日新鮮な卵を欠かすことなく供え続けたそうだが・・実は、忘れ去られた存在だったその櫛を持ち去ったのが、他ならぬ彼ら狐たちであった。
狐たちは今宵も、静かに喜び歌う・・
“♪貰っちゃえ 貰っちゃえ ホッタラケ(=ほったらかし)にしてるんなら 貰っちゃえ”
・・
埼玉県入間市(=かつての武蔵の国)に住む、16歳の女高生=遥(はるか)(声:綾瀬はるか)は、幼い日に母を失い、今は父(声:大森南朋!)と2人で暮らしている。
年頃の娘に成長した遥は、この時期の少女に特有の(?)“父親疎んじ傾向”を示す。
“今晩は残業で遅くなる”の携帯メールを受信するや「今晩“も”でしょ」と毒づいたり。
友人=美穂との何気ない会話の中で「無くしてしまった、母の形見の“古い手鏡”」の存在を思い出した遥は、“ホッタラケ伝説”の伝わる「出雲祝神社」へと出かけ、卵を供える・・
そのまま、拝殿の階段に座り眠ってしまった彼女。
夕暮れが近付き、ふと眼を覚ました遥は、狐の面(?)をかぶった、不思議な子供が境内を動き回る姿を眼にする。
そしてコレこそが、異世界を巡る、彼女の壮大な冒険物語の始まりであった!
※
『オズの魔法使(1939)』『不思議の国のアリス』や、近年では『千と千尋の神隠し(2001)』など“定番的冒険活劇”の影響&流れを露骨に感じもする本作。
現代のシーンでは「手書き風の(やや描写を抑えた)背景+CGキャラ」、異世界では「派手なCG背景+CGキャラ」と、その映像表現にメリハリを与えてた。
現代の場面では、神社の境内など“森林”ぽいテイストの目立ってた感があったが、ストイックなまでの“奥行きのなさ(のっぺりさ)”が面白い印象を観る者に与えてくれる。
一方、人物の造型面では“鼻の穴”“耳の穴”を敢えて省略しており、当初こそ「違和感」を覚えたが(・ω・)、まぁそれはそれで観てる内に気にならなくなったかな・・
はるかちゃん演じる主人公=遥だが、特に違和感は覚えず。逆に言えば、意識しとかないと余りファンとしての悦びは実感出来ないのかも知れぬ(⌒〜⌒ι) ただワタシとしては、ヘアスタイルは「もうちょっと長い髪」の方が嬉しかったかなぁ。
神社で遥が“テオ”と言うもう1人の主人公(狐?)に出会うシーンの演出が、非常に巧く考えられてて感心させられる。(神社)拝殿の「木の階段を用いた演出」に限っては、近年で最高の作品とも言えるんではなかろうか!
舞台が異世界に移ってからは、イッキに走り始める展開。もうちょっと現実世界との(リアルな)接点があっても面白かったかも知れない。
和風な異世界かな・・? と思いきや、結構“和洋の混在”した不思議なロケーションだった。
特筆すべきは「キャラと背景のマッチング」それに「繊維系のCG表現」だろうかな。前者は『イノセンス』辺りを観てた頃“頭打ち感”を覚えたのを完全に脱している(←ま、あちらはセル画キャラだったが)。皮とか布の再現ぶりもモノ凄い!
和製CGアニメーションの進化ぶりに驚かされるモノの、何処かに「駆け足さ」「物語の薄さ」「各演出に対する既視感」を感じ続けもした本作。
“観客をホッタラケにする”部分を何とかしてくれたら、更に良くなったんじゃないか、と勝手なことを思った次第だ(・ω・)
~ ほか、こんなことも ~
♦美穂さんも“眼鏡ッ娘”を代表する、イイキャラだと思った。もっと主人公に絡ませて欲しかった気が。
♦遥の部屋の本棚に収められた少女向けコミック『てんてん天使』の背表紙デザインがそれらしい。
♦テーブルに突っ伏して泣くテオ。・・ちょっとその、涙の量は異常では・・?(☉д☉)
♦“男爵”の正体が(『オズの魔法使』のように)アレではないか・・? と予想してたんだが。。ちょっとあっけなかった気もするなぁ。
♦本作の観賞後、縫いぐるみのお腹を裂いて(うげ!)「アレ」を入れようとする子供が続出したりして。。
♦遥が顔を隠すため「とあるモノ」をかぶる。アレのサイズと比較して考えるに、現実世界の1/6ぐらいの寸法に縮んでたのかも知れない。
♦いわゆる“3悪”ってキャラが出て来るが、ちょっと絡み方が中途半端で薄い気もしたかな。
♦“屋形船スタイル”の自転車モノレール! この造型はかなりブーツ飛んでる!
♦物語のラスト、遥の食べたがってたモノとは?(ヒント:菅原洋一(=^_^=))
♦主題歌はスピッツの『君は太陽』! 即座に「iTunes Store」に突っ走りましたよ、ええ(=^_^=)
♦巨大縫いぐるみと戦う(?)シーンでは『もののけ姫(1997)』の“デイダラボッチ(大太郎法師)”と『ナイトメア・ビフォア・クリスマス(1993)』の“ウギー・ブギー”を連想した。
♦本作を機に「ゴム動力ならではのエコ&パワフルなエネルギー」に脚光が当たれば良いんだが(=^_^=)
♦タイトルは『ホッタラケの街』でも良かったように思う・・?
♦ニンテンドーDS版ゲーム『ホッタラケの島』の主人公は“カナタ”と言うそうだ(=^_^=)
〜 こんなセリフもありました 〜
遥「水が、温かい・・?」
「ちょっとあんた! こっち見なさいよ!」
美穂「昔はとても大事にしてたのに、いつの間にか無くしてしまったモノってない?」
美穂「大事だったモノでも、ホントどっか行っちゃうんだよね」
遥「思い出も、そうかなぁ・・」
テオ「盗んだんじゃない! 全部あんたらがホッタラケにしてるモノだ!」
「人はすぐ、何でもホッタラケにするから・・助かる」
「鏡には、カミ(神)が宿る」
「ごめん・・それが言いたくて」


最近のコメント