2009年11月12日 (木)

☆『サンシャイン・クリーニング』☆

11日(水曜)の夜。
先週の後半以降、かなりハードな流れだった。
金曜⇒日帰り出張。土・日曜⇒慰安旅行。月・火曜⇒1泊出張。 ・・まぁ、職場で旅行出来たり、自分のクルマで出張しなくて良かったりするだけでも、かなり感謝しなければならないんだろうけど(・ω・)

ホッとひと息つきつつ、久々に仕事の帰り道、近場のミニシアター“ソレイユ”にて小品『サンシャイン・クリーニング』を観て来た☆
偶然なんだが(⌒〜⌒ι)やはり今夜も“レディースデー”ってことで、女性比率が多かった。。
華やか(?)なのはイイんだけど、場内が暗くなり、予告編が始まってるってのに、気遣いもなく堂々と歩いて来て、前方の席に座るのはやめて欲しい(・ω・)
こちとら倍額払ってんだから、言うこと言うぞ、こんにゃろ ・・って誰にだよ。

【呟き】
実は“ワーナー・マイカル・シネマズ高松”に『マイケル・ジャクソン/それがこれ』を再鑑賞しに行ってもエエかな〜とも考えたんだが、あちゃらはあちゃらで“レディースデー”で混むんやろな・・と思いやめにした。
高松に“IMAX(アイマックス)シアター”が期間限定ででもオープンしたらエエのになぁ・・(=^_^=)

姉=ローズ、妹=ノラのローコウスキ姉妹。幼き頃、美しい女優だった母を“自死”と言う悲しい形で失い、それ以来、心に負った傷が完全に癒えずにいる2人。

学生時代、美人チアリーダーだったローズは、清掃人として細々と働きつつ、当時恋人関係だったマック(スティーヴ・ザーン)と未だに離れられずにいる。そのマックはヘザーと言うローズのライバル(?)だった女とちゃっかり結婚してしまってると言うのに。

一方、ノラは現実から眼を背けるように、ドラッグ&タバコに依存し、タトゥーを前腕に刻んでいる。バイト先でトラブルを起こし、キレてはプイとやめてしまう日々の繰り返し。

そんな2人は、刑事となったマックの助言で“自殺現場”“殺人現場”の洗浄処理と言う“ニッチ(隙間)事業”に乗り出す。名乗るは「サンシャイン・クリーニング」なる業者名。
フォードのバンにプロ用の清掃用具を積み込み、他の業者を圧倒する(=^_^=)低料金&サービスぶりで仕事を次々と掴んで行く姉妹だったが・・

上映時間が90分ちょい・・ってことで「面白くなって来た」辺りでスパンと終わってしまった感があり「あれ?」「もっと観たいのに」と正直、感じてしまった(・ω・)

別れや悲しみが積み重なって来て、最後に“ドカン!”と再生(復活)の姿が(大きな揺り返しでもって)描かれるのか・・と期待値を高め過ぎると、ちょっと拍子抜けしちゃうんじゃないだろうか?
そこは「脚本の延長」と言うスタイルが難しいにせよ、せめて「エンディングロール時の“その後の断片的な映像”」なんかで小出しに描いて欲しかったぞう、と。

冒頭の“散弾銃の1件”以外は、かなり劇中の“事件群”がパーツ的過ぎて分かりにくかった。これが『おくりびと』なんかでは、断片的にせよ、それなりに丁寧に“それぞれのケース”を観客に伝える努力をしてくれてた気がするな。そう言う部分では、本作は粗過ぎる。

そういや、アラン・アーキン演じる父=ジョーのキャラ造型が、うちの親父どんに何だか似てて、少々(観てて)緊張してしまった(⌒〜⌒ι) 「頑固」「怒りっぽい」「細かい」なんかの性格的な要素も似てるし、何となく容貌も似てたような(×_×) その内、エビでも仕入れ始めたりして。。

息子=オスカー(8歳)のキャラ(あの性癖?)がもっと過剰になって行くんかな? と期待してたら(=^_^=)余りワルノリしてくれなくて、そこも期待外れだったか。
オスカー君のドラマも、更に1歩、前面に出しといて欲しかったかな。

ノラを演じてはった女優さん。何となくジュリエット・ルイスが入ってたが(=^_^=)、あのアゴの割れ具合(?)には、いつもながらキュンと来てしまった。やっぱし、男優も女優もアゴが割れてこその“セックスアピール”だと思う。 ・・のはオレだけか。。

〜 こんなトコも 〜

♦ローズのパートナー(=オスカーのパパ)について、劇中では何も語られてなかった気もした。父親はマックだったんやろか?
♦細菌の感染もそうだが、あんなカジュアルな出で立ちでは、きっと“死臭”が(カラダから)抜けない気がする・・仕事帰りには「鶴乃湯」に突進だ!(←それ、作品違います)
♦模型好きの雑貨商=ウィンストンのキャラがイイ! とある特徴を持ってはるんだが、そんなのは関係ない。あんな優しい男に出会いたい。あんな優しい男になりたい。
♦ウィンストンとローズが「とある事件」の後で静かに言葉を交わすシーンで、ウルウルしそうになってしまった。あのシーンがワタシの中では“クライマックス”と言えるのかも知れない。
♦アメリカ人の観客なら「20ゲージの散弾銃」って聞いただけでピンと来るんやろね。
♦「ロブスターマン」のキャラ造型が知りたい(=^_^=)

〜 こんなセリフもありました 〜

客「パワーのあるヤツ(散弾銃)がいい」

警官「店中が血まみれだ。まるで“バイオハザード”だ」
  「死体はバラバラ・・現場は血の海だ」

ローズ「私は強い・・私はパワフル・・私は何でも出来る・・私は勝者・・」
   「私を“掃除しか出来ない女”だと?」
   「自分への責任と誇りを持ちなさいよ、ノラ」
   「平気よ(It's fine.)」
   「ここだわ(I found it.)」
   「(あんたの吐いた)それも掃除しないと」
   「洗えば平気よ」 ←おい!
   「何ごとも明るく、ね」
   「お爺ちゃんが約束しても、叶わないこともあるのよ」
   「私たちの出来ることは、とても小さなことだけど・・誰かの力になれるの」
   「自分はもっとマシかと思っていたのに・・」
   「自分が行くべきだった・・でも、どうしても行きたかった・・見返したかったのよ」
   「まだ怒ってるのよ、本気で」
   「じき、慣れるわよ」

ノラ「全部棄てるなんて・・故人の存在を消し去るようで辛いわ」
  「ヘザーがまた妊娠したって。あいつ、離婚なんかしないよ。・・哀れな姉貴」
  「“それ”は姉さんの役目じゃない」

オスカー「生まれる前に僕は何だった? 死んだらどうなる?
     死んだら、何処へ行くの? (天国にいるのなら)そこから地上が見えるの?」

校長「“何でも舐める行為”は不潔ですし・・他の子が不安に」

女教師「私の脚を舐めたんです」

ローズ「洗浄のコツなら分かるわ。違いは血の汚れでしょ?」
マック「他に体液もあるぞ」 ←どひ〜!

ジョー「“お得セット”をシェアしよう」
   「コーンより健康的なものがこの世にあると?」
   「“頭が良い子”の扱いを知らん連中だな」
   「“商才”って言葉を覚えておくんだぞ」
   「妹と仲直りしろ。姉妹なんだぞ」
   「商売上のウソは方便だ。許されるとも言う」
   「(商売には)安定と信用が大切だ」

ノラ「現場は血だらけ?」
ローズ「たぶん・・」

ノラ「血しぶきが落ちないんだけど」
ローズ「スプレーして、しっかりこすって」

ローズ「私たち“素人”だって」
ノラ「だってホントに“素人”だもん」

ノラ「今度は何?」
ローズ「自殺だって」

ウィンストン「こっちだ(Follow me.)」
      「おがくずは“吐瀉物の清掃”に一番だ」
      「もっと積極的に売り込むべきだ。特に保険会社とかを相手に」

ジョー「見ろ、ここ錆びてるぞ」
中古車屋「個性だよ」

ヘザー「今のあんたは・・カスよ(You are Nothing.)」

追記1:ローズ役のエイミー・アダムスは『ダウト/あるカトリック学校で(2008)』の若いシスター役だったんやね! 気付かんかった。ノラ役のエミリー・ブラントは『プラダを着た悪魔(2006)』に出たはったそうで。こっちも気付かんかった(×_×)
追記2:クリフトン・コリンズJr. って男優さん。名前はピンと来ないが容貌にピンと来たので調べてみたら・・『トラフィック(2000)』で殺し屋を演じたはったしとだった。何となくね、松本人志の入ってる気がしてね(⌒〜⌒ι) おかっぱ頭にしてパジャマ着せたら、かなり似とるんじゃないかな、などと(=^_^=)

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2009年11月11日 (水)

☆『犬神家の一族(1976)』☆

8日(日曜)の夜。
自室でチャンネルをガチャガチャやってたら(←ダイヤル式のテレビかい!)若き石坂浩二氏が“書生然としたいでたち”で喋っているのが映った。同氏が若々しく、かつ貫禄もつき過ぎてない(?)トコから「コレって『犬神家の一族』やんか!」と気付き、そこから観ることとした(=^_^=)

流石に物語もかなり終盤で、いきなし次々と“殺人事件の回想映像”の展開されたのには、苦笑を禁じ得なかった。。
その一方で、改めてこの旧作(?)版(←本作は同監督(市川崑)+同主演(石坂)にて2006年に再映画化されている)をダラダラ観てて、その出演陣の豪華さに驚かされたワタシ。

・ヒロイン=野々宮珠世役に島田陽子さん。この約10年後に『花園の迷宮(1988)』で「来な!」と叫びながら、内田裕也と全裸で抱き合うダーティーな演技をご披露されることとなろうとは(×_×)
・重要人物=犬神佐清(すけきよ)役にあおい輝彦氏。「へへ・・」と笑ったり、事件現場で「ちょいとしたパズルだね、こりゃ」とか言って欲しかった(⌒〜⌒ι)
・犬神佐兵衛役に三國連太郎氏。本作当時は50歳ちょっとで、いわゆる“老けメイク”ってトコ。
・“菊人形”に見立てられちゃう犬神佐武(すけたけ)役に、なんと地井武男氏!
・「那須ホテル」の“演技がアレなご主人”役に・・原作者=横溝正史氏!

それにしても本作、すこぶる真面目なストーリーだのにも関わらず、どうにも耳にして笑ってしまうセリフがあるんだね。
それは、あおい氏の「恐ろしい偶然が・・何度も重なってしまったんです」と、それに呼応するかのような石坂氏の「総てが偶然の集積だったんです」の2ツ。
これらが「対(つい)」となり、物語の展開に説得力を持たせようとしてるんだが・・何だか強引過ぎて笑えるのである。

昔に観た際は、とにかく恐ろしく、画面全体から不安感&不快感が溢れてたように記憶してるんだが・・。
いや、案外「最初から真面目に」観ていたら、今でもしっかり怖かったんやろか? 気になるトコではある(・ω・)

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2009年11月 5日 (木)

☆『モナリザ・スマイル(2003)』☆

4日(水曜)の夜。久々に少しばかり残業をこなしてから帰宅した。
このトコロ、どうやら劇場に足を運び過ぎ(・ω・) “宝玉と駄石とを見分ける”眼力(?)が鈍って来たようにも思えるので、ちとブランクを置いてみようかな〜などと。

何にせよ、今夜は衛星第2でジュリア・ロバーツ主演の『モナリザ・スマイル』が放送されたので、期待しつつそちらを観た次第である。

1953年の秋。“良き妻、良き母となる女性を世の中へ送り出す”ために存在する名門=ウェルズリー大学(マサチューセッツ州)に、カリフォルニア出身の美術史講師=キャサリン・ワトソン(ジュリア)が赴任する。

自由人キャサリンは「憧れだった」ウェルズリーの教壇に立つ事がついに叶うも・・そここそは“当時のアメリカで最も保守的な大学”であったのだ。

彼女は持ち前の反骨精神と、独自の指導法で女学生らを導き“変革”を起こそうとするが・・彼女らとの距離が近付く半面、それはまた大学側の当惑&脅威の種にもなってゆくのだった・・

ジュリア・ロバーツ作品としては、彼女の“立ち位置”が明らかに後退してると言おうか・・そもそもが、彼女だけに脚光を当てた作品でもないように感じた。

女学生陣が、ジゼル・レヴィ(マギー・ギレンホール)、ベティ・ウォーレン(キルスティン・ダンスト)、ジョーン(ジュリア・スタイルズ)・・とピンポイントにすんごい面々なので、物語の演出面から考えても“ジュリア映画”には仕上げにくかったように感じる。
或いはジュリア自身の“トップ女優としてのオーラの噴出量”がやや弱まって来たってことやろか?

にしても、まさに“女性向け”ってテイストの1作ではあったようで、ワタシのようなおっさんからすれば「パンチ&メリハリに欠ける」「突出した美人キャラがいない」「劇中の“野郎キャラの存在”が押し並べて薄い」って辺りは、ややもすれば「ダレる要因」ともなった(×_×)

また、主人公が美術史の講師であることから、もっと“美術論”に偏った物語になるかと思いきや・・そんなに演出面の多くを占めてた訳でもないようで、やはり色々と「薄味」だった感は否めないかな、と。

ただ、男人禁制(?)の「女の園」における独特なエロトークがちらほら女性らの間で交わされたりもし、そこばかりはドキドキ出来て良かったかも(⌒〜⌒ι)

〜 こんなセリフもありましたな 〜

キャサリン「人は変わるわ・・私たちも」
     「結婚しない関係だってあるわ」
     「結婚が(あなたたちの)人生の目的じゃないわ」
     「(女性に)与えられた役目って?」
     「彼女たちは、まだ締め付けられてる」
     「皮肉なことね。信念を貫いた孤高の画家(=ゴッホ)の絵
      (=ひまわり)が、今では『お絵描きセット』の手軽な教材になってるなんて」

ベティ「ここは地方大学とは違うの。他に(教えることが)ないのなら、自習します」
   「あの“ガラクタ芸術論”の先生ね」
   「基準がなければ、名作か駄作かが判断出来ないわ」
   「先生はうわべだけを見てるわ」
   「夫婦はそれぞれなのよ」
   「(夫は)愛してくれない・・私と寝てくれないのよ」
   「物事は見かけとは違うのよ」
   “彷徨うことは、無駄とは限らない”

ポール「独りだと生きてる気がしない、君もそうだろ?」
   「はるばる会いに来たのに、ソファーで寝ろと?」

アマンダ「一体、誰が何を護ろうとしてるの?」

教授「カンバスに絵の具で染みを付けただけのものに、システィーナ礼拝堂(の天井画)と同じ価値があると?」
キャサリン「比較の問題じゃありません」

キャサリン「これは芸術かしら?」
女生徒「ただのスナップ写真では?」
キャサリン「そうね・・でももし、誰か有名な写真家が撮った1枚だとしたら?」

A「(避妊具の持ち込みは)違法では?」
B「これは“女性の味方”よ。ひょっとして、あなた処女なの?」

※「夫を“巧く操縦する”のが妻の仕事よ」
 「大事なのは“夫に評価される”ことよ」
 「紳士にもペ※スはあるわよ」

キャサリン「ここでは何でも決めつけるのね」
ベン「考える手間が省けるからね」

キャサリン「あなたの評論は丸写しよ」
ジョーン「引用です」

キャサリン「脅してるつもり?」
ベティ「教えてるの」
キャサリン「教えるのは、私よ」

スタン「原爆はもう古い。これからの時代はフロンガスだ。フロンはアメリカを変えるぞ」

追記1:監督のマイク・ニューウェルは、本作の次に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)』を手がけたそうだ(・ω・)
追記2:ウェルズリー大学のOGとしては、ヒラリー・クリントン現(合衆国)国務長官、ノーラ・エフロン監督、エリザベス・シュー(女優)など。

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